湖底の泥

女子校6年の刑期を終えた女が赤裸々に泥のような呟きをするブログ

古書店街の橋姫 プレイ感想まとめ

今月ちょっとクレカを使い過ぎた感が否めなかったので我慢するはずだったんですけど、クーポン15%offに負けて古書店街の橋姫(PC版)をゲットしました😅

 

そして毎日ちょこちょこプレイし約9日間で完走いたしましたので感想を書いていきたいと思います!

総プレイ時間は、既読文を飛ばすかによってだいぶ変わりそう。

私の場合はゆっくり他のゲームや読書などなど挟んでやったらの目安です。

 

このボリュームといいクオリティといい本当に同人とは思えない。実際、vitaにも移植されてますし人気も納得の出来栄えでした。

 

今回はPC版をプレイしましたが、エロのないvitaでも充分楽しめそうだなと印象。

言葉遊びが巧みで、古典的作品が上手く怪奇BLに落とし込まれておりその点は濡れ場以外の方が上手く出ていた気がします。

(まあ私はエロがないBLゲーをする気にはなりませんが!笑)

 

まず最後の仮面の男(真相)ルートの感想から。

そこから!?って感じですけど、この真相に対しては賛否両論ある気がして…公式見解にも正史かどうかが問われてましたもんね。

 

私の感想としては、これが正史であってくれ!!でした。

このルート読むまで、面白いけど途中悲惨なわりにご都合展開多めでは?とか濡れ場だけ急じゃないとか色々思ったところがあったんですが全て納得できました。

 

濡れ場だけナチュラルで本編の文学的表現とは違うと感じていたのはあれ当然のことだったんだなって思うととても興奮します。

それぞれの幼馴染みのモチーフはあるけど、彼らとの性行為は全て玉森の想像だもんね!?こういうふうに犯されたいって意識ってことでしょ!?エロすぎる。

極論ですが幻想世界で幸せに暮らしましたでもいいと思ってます。

公式見解に各ルートでは存在しているとありましたが、それは玉森が幻想世界で生きることを選択したとも言えるかなって。

なので幻想であり存在もしている正史ハッピーセットを推します!

 

ずっと不思議だった怪奇カオルという存在意義も明確になり、どこかご都合だった時の流れもこの最終ルートで収束するというお手前。
橋姫はそのままに、虚構の虚構という物語に落とし込むシナリオ…天才だ〜〜〜。


なにより、水上たちみんな死んでるっていうオチが怪奇そのものでここもめっちゃ好き。いや〜〜好き!

 

水上が結局好きだったし川瀬ともなんだかんだ仲良くしたいし花澤はまあお兄ちゃんっぽいけど仲良くできたらしたかったしそれ以上に文士として成功したかった、世界を救いたかったエゴ。どこまで行っても自分中心。好きなことだけして生きてる玉森。なんて奇々怪々、愉快痛快。


しかもそう言いつつちゃんと各ルートの可能性が残っているのもいい。彼らが成長し実在する未来も考えられるの凄い。

 

言い回しが面白く、18禁BLという枠でなくてただSFミステリの読み物でもいいのにと途中思ってたのですが全くの間違いでしたね。最高の怪奇BLだし、ゲームでしかできない展開だと思った。
大団円と思わせたみんな仲良くしてる会話大好きだよ〜!川瀬が恋愛主人公は向いてないって水上に言われるの笑っちゃう。

とっても大好きなゲームになりました。
また周回したいです。

 

以下ネタバレ有りの個別ルート感想です

 

①水上

水上ルートもとい初回エンド

で、でた〜〜前世からの運命の相手!前世での恋人は私の趣味ではないですが圧倒的片思いは熱い。よかったね…。

初回でこれだったので彼のあとの人々はどうなるんだろうとこの時不安になりました笑

 

これは恥ずかしい話ですが正直、水上くんラストスチルで青い目してるの玉森くんが股開いて中出しされてやったことがご奉仕セックスとして認定されたんだと思ってました(酷い)


よく考えれば水上の自殺止めたことだよなそりゃ…。

玉森くんとセックスするたびに人が死んでるの物騒すぎる笑笑

 

ついでに雨の日しかやらない理由も分からずむしろ雨の日以外に逢引した方がよくない?って思いました。

そして色んな方の感想読んで他人本意でなければよく、自分に素直になって欲しい&水溜りに落ちないように一緒にいたいという理由があると理解できました。

雨の日ルール……かわいいね…。

 

後日談の強欲な水上くん好き。

 

そして本編の感想として、結ばれた瞬間は感動しました。二人だけの逃避行は浪漫がある。

トラウマ級にすぐ死ぬし、よかったよ〜〜!達成感!

個人的に一番良かったのは浪人隠してたとこです。一周回って惨め可愛い。

 

②川瀬

 

川瀬…好きなんですよね……。
世の中の全てを見下して期待せずただ寂しそうな感じが…なにより幼少期に性的虐待うけてるのが!!(酷い)

 

もうどうせ酷いことしか言えないのでカッコ書きに付ける前にここに謝罪しておきます。

 

首絞めセックス最高でした。経験者は違うなあ。幼少期に○○された者は攻めになってもらわなくてはいけませんね。確かフォロワーさんがこれの教徒だと以前ツイートされてた気がしますが本当にそうですね!!!


俺に挿れたいの?が特に好き。


痛みを快楽に互換する浅はかさ。萌えました。あと玉森くんの喘ぎがちょっと上手くなっててよかった。欲を言えばもっとしっかり無理矢理感を出して欲しかったな。

 

とてもよかったので思わず濡れ場感想を先に上げてしまったけど、川瀬の可哀想さ堪らないですね。
記憶受け継いで水上に向けた感情をぶつけられるなんてなんの拷問だろうね。乳首弱いの知ってたは流石に記憶受け継いでないよね?あくまで店主かつこの世界線の玉森の記憶だけだよね?こわ

 

本筋の話としては、すぐみんな自己犠牲に走るのと綺麗だと思ってたという月並み発言は刺さらなかったかな…。

ただ、潔癖症は君だから綺麗じゃなくて汚いけど君だから綺麗が性癖なんですが、川瀬もこっちでは!?やっぱり好きです!(熱い掌返し)

 

川瀬という人物は好感が持てたし、川瀬の死に方があまりに怪奇すぎて楽しいし、治司くんの登場回数多く、あと水上への好感度が上がったので総合的にとてもいいルートだった!!

 

だって…会話とセックスが上手いんだもん好きになるじゃん…( )

 

後日談も川瀬が一番好きです。

川瀬単推しだった私はここで完全に川玉に落ちました。

 

えっ???本当にこんな可愛くて大丈夫???

本編で見たかった全てがあった。


橋姫が移るかどうかで他人のためにしてあげてるのか分かっちゃうの本当に萌える。
そして川瀬がウキウキ玉森溺愛してるの楽しい。
(結局川瀬が好き)

 

お家で観賞会する財力!好みのコーヒー入れてあげる優しさ!でも言うことは聞かない!最高!

 

③花澤

えぇぇぇ!?って思わず声出たラスト。
四番目の跳躍で終わるの知ってたんですがまさかあんな短いとは。

 

とても短い感想で申し訳ない。タイトル回収が上手くて纏まってたのはよかったんですがね…。

正直、花澤くんは苦手です。玉森<博士としか思えない…。

セックスはよかったです!!無理矢理万歳!!対位が雄!!

 

後日談も同じ感想。終わりはいいがなにが好きなのか分からない。ただ最も玉森が魅力的に見えるなと思った。

 

本編感想としては花澤本人より花澤√の川瀬がとっても可愛かった。酔っちゃったり、車の仲で俺の味方でいてくれるよねって言ってくるのいじらしいな。
あとこのラストの終わり方は好きです。これぞ時間を超えた逃避行。玉森のエゴも見えて美しい。

 

④博士

 

抱いてほしいとか言い出すから博士が受なのかと思って焦りましたが攻めでよかった!!巨根!!

 

これは橋姫全体に言えることですが、ストーリーに対してセックスはナチュラルというか文学に傾倒してるわけじゃないので彼らも人間なのだなとすんなり入ってきてついついこっちから語っちゃうよね。(?)

 

博士√の本筋かなり好きでした。

 

やっぱり水上ルートがある限り、他ルートは可能性を超えて幻想世界のように思えてしまう節があったんだけど博士ルートは可能性を実感できました。


水上に好きだと伝えた上での選択というのがとても美味しい。しかも失明した博士を置いて笑


エゴの塊玉森!!君のいいところはそこです!!

 

誰が博士と出会った時の雨水を貯めてたのかは分からなかったけどね…店主?どんな道にも進めるようにしてたとか?

 

それはそれとして、砂山も一剣も死んでしまったうえに視力も失った博士はあの世界で生きていけるのかと思うと泣ける。きっと、全部分かった上で死んじゃうよね。


彼を殺したのも玉森…罪深いな……。

 

博士の罪が深いほど自分にふさわしいと言い切ってしまう、そんな玉森が好きよ。


ただ博士そんな罪深くないから(むしろ博士の罪ってなんだ。玉森連れ立って飛んだやつ除くと何度も時間跳躍してるようには思えないしなあ。軍事兵器作ってるのも別ルートだし)、結果的に交わらない感情ばかりが溢れているな橋姫。


交わらない端っこの世界選んだら博士と付き合ってるってのもそういうことなのかな…。

 

後日談は幸せでよかった。川瀬の嫌そうな顔が想像できてにやにやしちゃう。おそろいの眼帯とかいうお決まりさも彼らには似合う。橋姫移行されないあたり強欲かつ自分に素直で微笑ましい

 

⑤カオル

私、このルールはBLとしてあまり認識できてなくて上手く感想が書けないんですよね…。

一つの正史であり、家族の形というか。

あと年下は右に置きたいので……。すみません。